令和7年9月20日(土)、亀戸文化センターにてネット・ゲーム依存家族の会が開催されました。
今回は「子どもとの関わりで変化した親子のかたち」というテーマで母の立場の体験談がありました。子どもの将来のためと信じて、厳しく叱ったり、コントロールしようとしていたという話を聞き、以前の自分と重なり胸が痛みました。
私の息子は去年の冬から不登校です。当初は「一時的なもの」だと無理に登校させていましたが、状況は変わらず、私自身が辛くなりました。しかし、当会に参加し、私が息子に自分の価値観を押し付けていたことに気づかされました。今は、息子にとって家が「安心・安全な場所」であること、そして「学校に行きたくない」という気持ちを尊重して見守るようにしています。子どものペースを信じ、現状を見守ることで、息子が再び一歩を踏み出すための充電期間であると思えるようになりました。
次に父の立場の方たちから、お子さんの不登校に直面し、家族会に参加するようになった頃の気持ち、そして参加し続けることで変化した対応について、インタビュー形式でお話がありました。「不登校をどうするかではなく、親子関係の修復を優先している」という話がとても印象的でした。私自身も、息子の好きなゲームに興味を持ち、一緒に遊ぶ時間を持つようにしたところ、息子から「一緒に遊ぼう」と誘ってくれるようになりました。自分で作ったゲームの世界を見せてくれ、自然と親子で笑っている時間が増えました。
後半は初めて参加された方々の困りごとを伺う時間がありました。当事者の年齢や状況に合わせた対応が必要となるため、それぞれのケースに沿って、家族会のメンバーが具体的な提案をしました。同じ悩みを共有し、経験に基づいたアドバイスが得られるので、少しでもお悩みがある方は是非、ご参加ください。
次回は令和7年10月18日(土)亀戸文化センターにて開催します。
東京在住 真下