【11月定例家族会ブログ】「不登校の経験で気づいた大切なもの」

令和7年11月15日(土)江東区文化センターにてネット・ゲーム依存家族の会が開催されました。
今回は「ネット・ゲーム依存家族の会で学び広がった私の視野」のテーマで不登校の小学生のお子さんを持つ母親が体験談をお話ししました。

私は小学1年生の息子が不登校で、4月からほとんど学校へ行っていない状況です。

毎日の通勤で学校の近くを通ると、子供達の明るい声が聞こえます。
「息子がそこにいたらなぁ…」と考えると、切ない気持ちになりました。
今回の体験談を聞いてこんな気持ちになっていたのは自分だけじゃなかったんだと共感しました。同じように葛藤を抱えている人がいると知るだけで、心が少し軽くなりました。
学校に行かせたい気持ちは、親として当然のことです。しかし、体験談を通して改めて気づかされたのは、その行かせたい気持ちを子供にぶつけても、子供を傷つけるだけだということです。
家にいる息子はゲームや動画ばかりで、このままでいいのだろうか、と不安に襲われましたが、子供の気持ちを優先し、行きたい時に行けばいいよと伝え続けました。その結果、息子は少しずつ元気を取り戻していきました。
以前は、怒ったり、泣いたり、時には暴力的な態度を見せていた息子が、小学校へ通う前の、優しくて笑顔の多い息子に戻っていきました。
この変化を目の当たりにして、学校に行くことよりも、子供が笑顔で元気に過ごせることの方が、何よりも大切だと思えるようになりました。
今では息子が行きたいと思った時だけ、学校に行っています。

私は家族の会に通い続けることで、子供との関わり方や、これまで知らなかった知識をたくさん学ぶことができました。困った時にいつでも相談できる場所があるという安心感は、私にとって大きな心の支えになっています。

不登校のお子さんのことやゲーム依存の問題で悩んでいる方がいたら、家族の会に参加してみてください。
次回は12月20日(土)に亀戸文化センターで開催されます。

富山県在住 中島