4月16日(土)ネットゲーム家族会・勉強会が開催され、現地28名(講師含む)、オンライン11名が参加しました。
始めに、精神保健福祉士の齋藤先生から、ネット・ゲーム依存とはどういうものか、家族はどう対応するのがいいのかといったことについて講義をいただきました。その後、質疑・相談、参加者同士の分かち合いがありました。
齋藤先生の講義を聞いて、依存傾向にある子供からゲームを取り上げたり、時間制限をすることは、より子供との対話が困難になるだけで逆効果であること、親は、子供のため、子供の将来のことを思ってと、親の理想を子供に押しつけているだけで、それがより子供を苦しめていることに気づかせてもらいました。
そして、まずはコミュニケーションの回復が大切ということも教えていただきました。そのためには、否定から肯定への方向転換が必要なんだと感じました。やめろやめろと追い込んだり、そんなんじゃダメだと否定するのではなく、「どんなゲームやってるの?どういうところが面白いの?」と子供がハマっているものに興味を示してみたり、「今日は早起きだね!」といった何気ない会話の機会を増やしていく、そういった「受け入れる」関わりが、徐々に、失ってしまった子供とのコミュニケーションを回復させ、子供が抱えている悩みや生きづらさを和らげていけるのかなと感じました。
今回、参加してみて、同じ悩みを抱えた人がこんなにもいること、でも解決の希望もあるということを感じることができました。これからも、同じ悩みを抱えた仲間と一緒に、一人で悩まず、相談しながら、結果をすぐに求めず、焦らず前進できたらと思いました。
(埼玉県在住 長岡)