【2024年4月定例家族会】「家族の会に参加して分かった、私と子どもの関係性の問題」

 2024年4月20日にネットゲーム依存定例家族の会がタワーホール船堀とオンラインにて開催されました。

 私の息子は、ゲームとYouTubeが大好きで、時間の際限なくやり続けてしまいます。宿題などやらなければならないことができていない状況で、私は口うるさく注意していました。息子もそんな私に反抗し喧嘩になってしまうことが多く、どうすればいいのか悩み、今回はじめて参加させていただきました。

 前半は、ピアサポートを受けながら家族の問題に取り組まれているというNPO法人ギャンブル依存症家族の会の長岡さんの体験談でした。家族の共依存や子どもの不登校にどんな対応をしたのか、具体的に、そのときの思いなども交えながらお話をしていただき、学ばせていただくことばかりで、とても貴重な時間でした。特に心に残っているのは、「関係性」というお言葉です。長岡さんは、仲間のサポートを受けながら、丁寧に子供さんに対応し、良好な関係性を築いていらっしゃいました。私は、ゲームやYouTubeに没頭している息子自身が問題だと思い、口うるさく注意していましたが、そうではなく、私と息子の関係性に目を向けて自分の行動を変えていくことが大切であることが分かりました。息子の行動を責めても、関係性は悪化するばかりで、息子の成長にとっても悪影響です。私も仲間のサポートを受けながら息子との関係性づくりに努力していきたいと思いました。

 後半は、参加者のお悩み相談の時間でした。会のメンバーの方が、参加者の一人一人の状況を丁寧に聞いて下さり、適切で具体的な解決法をアドバイスして下さりました。私は、親の強迫観念が子供に浸透してしまうことや親の視野が狭いと子供が辛くなってしまうことなどを教えていただきました。子供がのびのびと成長していけるように、自分の行動を変えようと今、取り組んでいるところです。

 それぞれの参加者の悩みを聞くことを通して、同じネット・ゲームに関する悩みでも、当事者の年齢、環境などによって、対応の仕方は変わってくることを知りました。このように個別にアドバイスをいただけるこの会の存在は大変心強いです。ネット・ゲーム依存のことで気になることがある方は、オンラインでの参加もできるので、ぜひこの会に参加されてみてください。

東京都在住 藤原