【2022年12月17日定例家族会に参加して】親自身もアップデートすることが大切

 2022年12月17日(土)、ネット・ゲーム依存家族の会が開催されました。本日の講師は会代表の黒田沙希子さんでした。自己紹介を含め、当会の立ち上げの経緯や発足時の思い、最近の講演活動、ネット・ゲーム依存についての正しい知識、親として子どもとどう向き合うべきかや、親子の適切な距離の保ち方について等お話されました。

 中でも、親子を「池須の中を泳ぐ2匹の魚」に例えてのお話は、参加者である多くの親の心に響きました。かく言う私自身も、現在中学生の息子が今年から完全不登校になり、毎日オンラインゲームに熱中し昼夜逆転生活。そんな我が子の姿から将来を私が不安に思い焦りや戸惑い、当初は暗い気持ちや先の見えない苦悩で、うつ状態に陥っていました。そんな中、現状をなんとか打開したいという思いから、情報収集する中で、ネットでみつけた会の存在。夏に初参加して以降、毎月参加させてもらっています。ここでは、参加者同士が似たような悩みや苦しみを分かち合い、もっと過酷な状況を経験されてきた方もおられ、毎回、貴重な気づきや学びを頂いています。

 講演の最後に、黒田代表から、「依存症か否かではなく、子どもはなぜ、その行動に固執しているのか?に注目すること。その子の生きづらさが何かを理解してあげること」の大切さや、「生きるために必死でしがみついているその浮き輪(ネット・ゲーム)を取り上げたら、沈んでしまうか、他の何かに依存する可能性があること。」「子どもが今、はまっているゲームはどんなものか、関心をもち、親自身も知識をアップデートすることが大切」であるとのお話がありました。

 その後は、現地会場とオンライン参加とで参加者一人ずつ簡単な自己紹介と感想を述べる時間でしたが、その時にも、「ここの皆さんは、みんな仲間ですよ」との言葉があり、とても心強く、私は本当にこの会とつながれて良かったなとあらためて思いました。

 子どもを救う為には、まず親である私自身がいろいろな人とつながり続け、適切な対応方法や正しい知識を、これからもこの会で学んでいきたいと思います。ありがとうございました。

広島県 門田

現地から

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