【2022年11月19日定例家族会に参加して】関係を作って行くためのヒント

 2022年11月19日(土)、ネット・ゲーム依存家族の会が開催されました。オンライン同時開催で、会場19名、オンライン20名の合計39名が参加しました。

 アスク認定依存症予防教育アドバイザーの増田さんから『子どもがネット・ゲーム依存 家族はどうあるべきか』のタイトルで講演がありました。そもそもネット・ゲーム依存と呼ばれる状態像はどのようなものか、について説明があり、現代のネット社会においては私たち大人が必要以上にネットやゲームを恐ろしいものと定義してしまう事が逆に子どもにとってはリスクとなりうることについて説明があり、家族が正しく理解していくことの大切さを学ぶことができました。

 学校に行かない、昼夜逆転する、ゲームに没頭することは大人からすれば問題行動かもしれませんが子どもにはそれぞれの行動を選択する権利があること、一つ一つの子どもの行動を親が自分の価値基準で判断しないことなど増田先生のお話は示唆に富むものでした。

 子どもの判断や成長を信じて見守る事、普段から子どもと良好な関係を維持できるよう子供のできている部分に目を向けることなど自分もやっていきたいと思いますが一人ではどれもなかなか難しくついつい自分の勝手な判断が出てきてしまいます。そんな時、同じ経験をした仲間の存在は心強く、互いに励まし合いながら私たち親自身も見守られている安心感のなかで日々の子供との関わりを取り組んで行きたいと思いました。

 会の終わりには参加者の自己紹介もありましたが涙ぐむ方もおられました。

 子どもにとって自分が、否定されず受け入れてもらえる環境が必要なように私たち大人にとってもそのような場は必要であり、それがこの家族の会であると感じました。私も今日、参加することで自分の古い価値観を子どもに当てはめようとしていたことに気づくことができました。毎日子供と接する中で、お互いが気楽に過ごせ安心した関係を作って行くためのヒントがこの会にはあると思います。今、お子さんの事で悩んでいる方は一人で悩まず、たくさんの知恵をここで受け取ってほしいと思いました。

茨城県在住 堀江