10月9日(日)、ネット・ゲーム依存家族の会設立1周年記念として、全国ギャンブル依存症家族の会 神奈川と共催で「ネット・ゲーム依存基礎講座」が開催されました。オンライン同時開催で、会場参加66名、オンライン参加29名の95名の参加でした。
海野先生の講演では、家族・当事者と向き合い、1つずつ支援方法を確立していった話がありました。「家族の思いを全て吐き出してもらう事から。家族もずっと思いを抱えている」という言葉に、当事者だけでなく家族にも寄り添ってもらえる有り難さを感じました。また、「デメリットを伝えるだけでなく、メリットを聞くことでその裏側にある思いを察していけば良い」との言葉は、胸に刺さりました。つい、デメリットばかりを脅しのように伝えて、子どもの本当の思いを見る事は出来ていなかったと自分を見直す機会になりました。
家族の体験談では、代表の黒田さんよりお話がありました。お子さんと衝突していた壮絶な話をお聞きし、苦労や辛さを乗り越えて今の黒田さんがある事が分かり、私も同じように子どもと心から楽しく暮らせるようになりたいと思いました。
講演会・体験談の後は、家族の分かち合いの場が設けられました。家族の会に参加して行動を変えていくことで、親子関係が変わっていった事や、苦しい胸の内などを話し合いました。
私自身も家族への対応を変えている最中で、まだまだ苦しい時があります。けれど、この家族の会には同じ経験をしているメンバーがいて、そうだよねと共感してもらえることで、「まず自分が行動を変えるんだ！」という勇気をもらえます。怖いけれど、その一歩を踏み出す勇気をもらえます。沢山の方とお話しができ、参加して良かったと心から思いました。
鳥取県在住 近藤
