【2022年5月21日定例家族会に参加して】家庭にばかり向けていた視線を社会に

 5月21日(土)ネット・ゲーム依存家族会が開催されました。

 現地とオンラインのハイブリッド形式で、現地16名、オンライン18名の方が参加していました。現地には時事通信社の方が取材で入られ、オンラインでは全国各地から参加があり、注目度の高さや問題を抱えている方の多さがうかがえました。

 2回3回と複数回参加してくださる方もたくさんいて、この会が悩みや心配を抱える家族にとって必要とされていることを感じました。

 最初に代表の黒田さん、新潟の堅田さんがそれぞれの経験を話されました。

 普通に幸せな家庭を求めて、家族をコントロールしようとしていたという黒田さんや、自分のできなかった夢を子供に託していたという堅田さんの経験に、自分も同じだと共感しました。また、今はこの家族会を立ち上げて、家庭にばかり向けていた視線を社会に向けたことで視野が広がり、知見のあるかたや援助者とのネットワークが広がっていることを実感し、活動を楽しんでいるという話が心に響きました。

 家庭に目を向けるだけではなく、社会に貢献することが、遠回りにみえて自分にも家族にも良い影響があるのでしょう。自分ももっと社会に目を向けて貢献する側に回って視野を広げたいと思いました。

 その後黒田さん、堅田さんお二人による座談会が行われ、3つのトピックについて語られました。

  1. ズバリ、ゲームやスマホを辞めさせる方法
  2. ルール作りについて
  3. 親子の生きづらさについて

 どれも、ネット・ゲーム依存を心配する家族にとって気になる話題で、盛り上がっていました。私の家ではもともと子どもに2時間の制限をがんばって守らせていましたが、今は夜寝る時間以外は無制限にして、親子ともにだいぶ楽になったなと思っています。年齢や状況によって各家庭に最適なルールがあると思います。いずれにしても子どもの意見をまず聞きましょう、と話されていました。

 参加するたびに、共感で癒され、新しい気づきを得ています。また来月も参加して、つながり続けたいと思います。

(東京都在住 磯部)

家族会のようす(プライバシーに配慮してモザイク加工をしています。)